洗濯のすすぎとはどのようにすればいいのでしょうか?どのくらいやるものでしょうか?
洗濯機で洗濯した後すすぐというのはわかっても、すすぎのやり方は一つではありません。
そこで、どの様にどのくらいやればいいのかまとめました。
また、ためすすぎと注水すすぎの違いや、どちらですすいだほうがいいのかについてもご紹介します。
洗濯のすすぎとはどのように、どのくらいすればいいですか?
洗濯機は衣類など主に布製品についた皮脂や外的要因で付着した汚れを落とす目的として使用します。
その汚れを落とす工程の一つとしてあるのが「すすぎ洗い」です。
内容としては洗剤を入れて洗濯槽に溜まった水を掻かき混ぜて、
衣類に浸透させます。
かき混ぜること、つまりすすぐことで衣類に付着した汚れ分解します。
一般的な洗濯機ではこのすすぐ工程を任意で設定出来るものが多いです。
すすぎの方法も種類があり、目安として、注水すすぎの場合は1回、溜めすすぎの場合は2回程行うことで一般的な汚れであればきれいに落とす事が出来ます。
ためすすぎと注水すすぎの違いってなに?
溜めすすぎとはその名のとおり洗濯槽に水を溜め、溜まった水を掻き混ぜて洗濯槽の衣類をすすぐ方法です。
水をかき混ぜることで衣類に付着した汚れが水へ流れ出ますが、ためすすぎの場合、汚れが流れ出た水を掻き混ぜ続ける事になるので1回のすすぎでは充分に汚れを落としきることが困難です。
そのため完全にきれいにするには2回以上のすすぎが有効です。
それに対して注水すすぎは水を注水しながら水をかき混ぜて衣類を洗浄する方法です。
常時きれいな水を注水してすすぐため、基本的には1回のすすぎで充分な洗浄効果が見込めます。
1回の注水すすぎと溜めすすぎの洗浄効果を比較すると注水すすぎのほうがきれいになったと実感できた方のほうが多いようです。
しかしデメリットとしては常時きれいな水を注水し続けるため大量の水が必要となります。
節水を心がけている方にはあまりお勧めできません。
また注水すすぎは高い洗浄効果が見込める反面、柔軟剤なども流れ出てしまいやすいため、柔軟剤仕上げの匂い残りはためすすぎの方が実感できるようです。
どうしても注水すすぎが良いという方は、注水すすぎの後に衣類を30分~1時間程度つけ置きした上で2、3分脱水することで柔軟剤の匂い残りも良くなります。
どちらのすすぎ方法で洗ったほうがいいのですか?
ご家庭の洗濯機でどちらのすすぎ行程を選択するかは、それぞれの生活スタイルに合わせて選定すると良いでしょう。
先程も少し触れましたが、日頃から節約や節水を強く心がけている方には溜めすすぎが有効ですし、少しでも衣類を清潔にしたいという方には注水すすぎのほうがお勧めです。
注水すすぎは小さなゴミや洗剤残りも比較的少ない仕上がりになるので、肌が敏感な赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭では注水すすぎのほうが安心できるでしょう。
余談ですが、洗濯用洗剤と柔軟剤を混ぜて洗濯機に入れてしまうのは、望ましくありません。
せっかくの有効成分がそれぞれが効果を打ち消しあってしまいます。
力を発揮できなくなってしまうので、しっかり分けて洗濯機へ投入しましょう。
どちらの方法にも共通して言えることですが、節水や節電を意識しすぎて少量の水やすすぎ回数を減らすなどを過剰に行うと充分な洗浄効果が見込めない上に衣類を痛めてしまう原因にもつながります。
大切な衣類を長く綺麗に着用して行くためにも、充分な洗濯環境を整えて実施しましょう。
まとめ
すすぎ方にも代表的に「注水すすぎ」と「溜めすすぎ」があります。
中にはすすぎは必要ないのではと思われる方もいるかも知れませんが、洗剤が洗濯物に残ってしまっていたりすると、虫食いやカビ、かゆみや湿疹などのトラブルの可能性があります。
洗濯した後は、手間はかかるかもしれませんが、きちんとすすぎましょう。