チンクエテッレがカラフルなのは理由があるのでしょうか?写真や映像を見るとすごくきれいなのですが、そのカラフルな建物の外観についてまとめました。
なぜチンクエテッレという名がつけられたのか、また、観光のポイントについてもご紹介します。
チンクエテッレはなぜカラフルなのか理由は?
イタリアのチンクエテッレはどうしてカラフルでかわいい色使いなのでしょうか?
イタリアにある世界遺産に登録されているチンクエ・テッレは、独特なカラフルな家並みで有名なところですが、1980年代までこの村々を連絡する道路もなく、陸の孤島でした。
もともとは11世紀に要塞都市として建設されたのですが、この村々は1000年以上にわたって、よその土地はおろか、隣の村に行くにも、船に乗って海からしか行き来できなかったのです。
なので、たしかなことはわからないものの、漁師たちや港から入る船からよく見えるようにカラフルに塗ったのではないか、と言われているようです。
そしてあまり外の世界と行き来がないと、その土地では独特の価値観が芽生えるものなので、このようなカラフルな建物の外観になったのかもしれませんね。
現在はトンネルが開通し、観光客が多く来るほどの夢のような美しい景色が呼び物になっていますが、海からの建物を見ても、美しい透明度の高い海を見ても、インスタ映えする写真になること請け合いなのです。
崖に張り付くように建っている色とりどりの建物と景色は、本当に息をのむほど美しいと思います。
チンクエテッレはなぜこのような名前がついたのか?
イタリアの北西部のリグーリア海岸にあるチンクエ・テッレ(Cinque Terre)は、イタリア語で5つの村という意味です。
地中海沿いの海岸にあって、西北から、東南まで、
◯ モンテロッソ・アル・マーレ
◯ ヴェルナッツァ
◯ コルニリア
◯ マナローラ
◯ リオマッジョーレ
という名の村が並んでいます。
前述のとおり、歴史は古く、11世紀に建設された要塞都市でした。
険しい海岸沿いに、鮮やかな色とりどりの建物が並んでいて、その文化的景観によって、チンクエテッレなど海岸線のエリア一帯が、世界遺産となっています。
また、チンクエ・テッレは土地がやせていて、ぶどうくらいしか育たないのですが、ワインの産地としても知られています。
車で回るのは不便なので、今でも列車か船かという交通手段が限られているのも、まだ手付かずの楽園と言う感じで、外の世界の影響も少なく独自の美しさが保存されてきた
貴重な村々だと思います。
チンクエテッレの観光のポイントは?
チンクエ・テッレで一番有名な観光地は、愛の小道と言われる散歩道です。
リオマッジョーレとマナローラとの間にある海岸沿いの遊歩道は、切り立った崖にそうようにして作られています。
ここを歩くと、約30分ほどかかりますが、とても気持ちいい散歩コースです。
中間あたりには、恋人同士がキスをしているオブジェがあります。
後ろの手すりには南京錠が大量にぶら下がっているのですが、
これはどこの国でもあるような、恋人同士が愛を誓い合う、お決まりのおまじないのようですね。
(現在は崖の崩落などで、愛の小道は立ち入り禁止だそうです)
そして、マナローラには、1338年に建てられた町の守護聖人聖ロレンツォを祀ってある、ゴシック様式のサン・ロレンツォ教会があります。
また、コルニリアへ行くには、石段をかなりの段数上らなければいけないのが難なのですが、町を囲むように、ワインの産地でもあり、ぶどう畑が段々畑に栽培されている様子が見られます。
まとめ
イタリアの地中海沿岸にある観光地チンクエ・テッレは、5つの村と言う意味で、11世紀に要塞都市として作られたのが最初です。
◯ モンテロッソ・アル・マーレ
◯ ヴェルナッツァ
◯ コルニリア
◯ マナローラ
◯ リオマッジョーレ
という名の村からなるところで、その美しい景観が世界遺産に指定されています。
1980年代まで船からしか行き来できなかった陸の孤島でした。
なので、海からでもよく見えるようにか、崖に張り付いたような色とりどりの建物が見どころです。
今後、日本からの観光客も狙い目のところだと思います。