気圧と気温ってどういう関係なのでしょうか?
気圧が下がると温度が下がるってなにかで聞いたのですが、山に登ると、寒くなるっていうイメージがありますよね。
実際はどういうことなのかまとめました。
また、気圧と気温に加えて湿度との関係や、気圧と気温は音の速さに影響があるかどうかについてもご紹介します。
気圧と気温ってどういう関係?
気圧が下がると温度が下がるということになります。
原理が理解できていないとしても標高が高いところは気圧が低く、そして寒いところが多い、ということくらいはなんとなく理解している人が多いでしょう。
これは原理的にいいますと気圧が低いということは物を温めにくいという状況にあるということになるからです。
熱エネルギーというのは分子が動いている状態のことを言うのですが気圧が低い場合においては動きがとても鈍くなるということがあります、その為、全体的に気圧が低いところというのは周りのものが温めにくいということになります。
気温というのは基本的に太陽エネルギーなどで温められて上下するということになるわけですから少しでも太陽に近い方が暖かそうではあるのですが気圧が低いとそもそも温めにくいという状況になるので、気温が低くなるわけです。
気圧と気温というのは基本的に関連性があり、気圧が低いとどうしても物は温まりにくいことになります。
気圧と気温に湿度は関係ある?
気圧と温度というのは関係があるように見えるかもしれませんが原則的に直接、お互いにダイレクトに影響があるというわけではないです。
しかし、関連性があることではあります。
ものすごく単純にいますと湿度というのは空気中の水分の量と言い表すことができるわけです。
気圧の上下によって変化がありそうということになるわけですが、温度が低い場合には、含むことが出来る水蒸気の量は少ないことになります。
また、反対に温度が高いと多くの水蒸気を含むことが出来るわけですから、水分量がまず、湿度に大きな影響があるということになります。
気圧が低いと空気の圧力が低いということになりますからそこに水分が入り込む事ができる隙間がよりできやすくなります。
逆に気圧が高い場合にはそうした隙間が少ないことになりますから、必然的に湿度も低くなる、ということになります。
但し、よほど大きな差でもない限りはそんなに影響があることではなく、温度にもそれは言えることになります。
音速は気温や気圧によって影響される?
気圧と音の変化ということなのですが基本的にほぼ誤差の範囲ではあるのですが変化はします。
音が伝わる時に関しては当然その空気の中を移動するということになりますのでその中の圧力、つまりは気圧が違えば全く影響を受けないということはありえないと言っても過言ではないのです。
しかし、はっきりいって宇宙工学などにおいて重要になってくる計算では考慮するべき項目ではあるのですが一般生活において意味がある部分であるのかといえばほぼ関係ないと言っても過言ではないです。
ちなみに真空状態では音は伝わることはありませんので覚えておきましょう。
温度にも関係しているのかということですがこちらも全く無意味というわけではないのですがほぼ誤差の範囲内ということになります。
影響がゼロではないが気にすることではないというレベルのことであると言えるわけです。
影響のあるなしをと言えばあるのですが、気圧が低いから高いから、ということで聞こえにくさが日常的に変ってくることはないです。
まとめ
気圧と温度というのは影響する事があります。
しかし、音の伝わり方に関してまったく意味がないわけではないですが、日常生活では気にすることではないレベルの話になるので、雑学としてそれを知っているのでもいいですね。