バターの有塩や無塩の違いって、実際どんな違いが有るのでしょうか?
スーパーで買物をしていて、一瞬アレッて思ってしまいました。
パット見で、塩が入っているかどうかだと思ったんですけど、塩がどのくらい入っているのかとか、わかっていませんでした。
そこで、バターの有塩や無塩の違いについてまとめました。
また、バターの有塩や無塩の使い分けや、無塩バターを有塩バターで代用できるのかについてもご紹介します。
バターの有塩と無塩って何が違うの?
バターは生クリームを撹拌して水分と脂分を分離させて、脂分を固めて作ったものです。
バターと言っても、有塩と無塩と発酵という種類があります。
無塩バターには、塩が入っておらず、主にお料理やお菓子作りに使います。
有塩バターには、塩を作っている過程で加えています。実際には100gに1.4gくらい入っています。
バターの種類には、有塩や無塩の他に発酵バターがあります。
発酵バターはもしかしたら、使ったことがない方もいらしゃるかもしれませんね。
発酵バターは、乳酸菌などを入れて発酵させたものです。
風味があって高級な製品となっています。
なので、有塩のバターはトーストなどに塗ると味が付いているので、おいしくいただけますが、
お料理、特にお菓子作りでクッキーやケーキなどの生地に使うときは、全体の味に関係してくるので、
無塩バターを使って、必要があれば後で分量の塩を足す方法がとられます。
もちろん、有塩バターよりも無塩バターの方が値段が高いのと、塩が入っていないと保存期間も短いので、使いきれなかった場合は、きっちりジップや容器に入れて密封して冷凍保存して、自然解凍で使うといいです。
バターの有塩と無塩、使い分けはどうするの?
前述のように、お料理の種類によって、塩加減が料理やお菓子に影響する場合は無塩バターを使います。
無塩バターと有塩バターは、塩加減だけでなく、風味の違いもあって、有塩バターは熱を加えるとコクが増すのですが、無塩バターは、けっこうあっさりとしたおいしさなんです。
家庭で作るケーキやクッキーは、個人的に有塩バターを使っても十分美味しく作れるのですが、バタークリームなどは、やはり有塩ではだめで、無塩バターで作るととてもおいしく出来ます。
そしてパン作りでは、塩は小麦粉のグルテンの働きを活発にする作用があるので、
無塩バターを使って塩を別に投入すると、焼き上がりと食感が違うわけです。
また、パンケーキなどを作るときに、バターを溶かしたり焦がしたりして入れるのですが、
思ったよりも塩気が強いことがあるので、無塩バターを使った方が良いと言うことです。
尚、親戚の人に聞いたところ、物のない時代には無塩バターがなく、有塩バターを水で洗って使ったと言われましたが、本人もそれで塩がとれたかどうかわからないけどと笑っておられました。
無塩バターを有塩バターで代用できる?
こう言っては何ですが、冷蔵庫にある材料、そのへんのスーパーで買ってきたバーゲンの卵、薄力粉、砂糖、マーガリン、生クリームとかで作ったケーキやクッキーでも、家庭で作るととてもおいしく出来ます。
カスタードクリームなどは、卵や牛乳ですごく味が変わるので、良いものを使うことにしています。
なので、産みたて卵とか、厳選された薄力粉や砂糖などを使うと、どれだけおいしく出来るかといつも思うくらいなのです。
もちろん、無塩バターで作ったケーキ、クッキーなどが、おいしくないはずがないです。
が、前述のように、家庭で家族でいただくケーキを作るのに、わざわざ無塩バターを使わなくても有塩バターでも代用はできます。
パン焼き器でパン作りのときも、毎日そこまで厳密にすることはないと思います。
もちろんホワイトソースを作るときも、最後に塩を足すし、味見をしておいしければいいのです。
手抜きというほどじゃなくても、本来は無塩バターを使うんだと言うことだけ覚えておいて、とっておきのときに使うようにすればいいと思います。
まとめ
有塩バターには、有無を言わさず塩が入っていて、無塩バターには塩がほとんど入っていないので、料理やケーキ、クッキーを作るときに塩が邪魔しないように無塩バターを使います。
風味や何かも考えて、レシピもよく見て使い分けをしましょう。
また、無塩バターは有塩バターよりも日持ちがしないので、冷凍保存しましょう。