標高が高いと気圧が下がるということですが、いったいなぜなのでしょうか?
標高と気圧の関係についてまとめました。
また、山に登ると持って行ったポテトチップスなどの袋がパンパンに膨らんだり、
エレベーターで高い階まで一気に上がったり、飛行機に乗ると耳が詰まるような感じになるのはなぜなのでしょうか?
標高と気圧の関係?標高が高いと気圧が下がる?
高いところにいきますと気圧が下がる事になりますが、どうして標高が高いとどんどん気圧が低くなるのか、ということなのですが簡単にいいますと空気にも重さがあるからです。
地球上の物はすべて地球の重力に引かれています。
そして、高いところにいけば行くほど空気の量が減っていき、空気の重さが小さくなる、ということになります。
これがつまりは、気圧が下がる理由となります。
空気の量自体が減るので空気の重さも減っていく事になりますから、必然的に気圧、つまりは圧力が減っていく、ということになります。
それが気圧が下がる、という現象となるわけです。
これは例外はないです。
高いところであれば間違いなくそうなります。
ちなみにこの状態では人間の生命維持活動に負担がかかるので心肺などに大きな負担がかかるようになります。
空気が少ない、ということになりますからより多く吸い込む為に心肺機能をフル活用する必要性が出で来ることになるからです。
標高と気圧の関係でポテトチップスの袋が膨らむ?
よく山の上でポテトチップの袋を見ると何もしていないのに膨れている、ということがあります。
これは気圧が原因でそうなっています。
気圧が低いからそうなっている、ということになりますがより正確にいいますと袋の中の空気が相対的に多くなったから、といえます。
どういうことか、といいますと簡単に言えば標高が高いところは周りの空気が薄くなります。
これが気圧が低いとか下がる、という状態になっているわけです。
そうなりますと必然的に元々、ポテトチップの中に入っていた空気の量は周りの空気の量と比較すると多くなるわけです。
絶対量ではなく、相対量によってそうなるので膨れる状態になるわけです。
ちなみに逆に袋をとじるときに入れた空気よりも周りの気圧が高い場合にはぺったんこになります。
相対的に著しく空気の量が少なくなってしまうので圧力が発生してきてしまう、と言う状態になるからです。
ポテトチップの中の空気の量に変化があるわけではなく、周りに影響されているわけです。
標高と気圧の関係で、耳が詰まったようになる?
高いところにいきなりいくと耳がキーンとしたり、なにか物を入れられたような感じになったりします。
或いはもっと身近なことでいえば飛行機などに乗るとそうなります。
どうしてそんな事が起きるのか、といいますと気圧の変化によって鼓膜の奥の中耳の空気量に変化があるからです。
膨張、収縮する事によって、これらの状態になってしまう、ということです。
山登りなどは徐々に慣らせる事によって回避できたりもします。
ちなみに飛行機であれば上昇のときのみならず、下降時にも起きることになります。
そこまで致命的なことにはならずに勝手に時間が経ては元に戻ることが殆どですから心配することはないです。
気圧が高くなるから問題になるのではなく、低くなるから問題になるわけでもないです。
大事なのは急激な変化、ということです。
耳に何か詰まったような間隔は気圧の変化によって起きるわけであり、慣れればどんどん元に、正常な状態に戻っていくことになります。
まとめ
気圧というのは人間は割と適用したりします。
しかし、急激な変化にはそれこそ鼓膜に影響がありますし、心肺機能などにも負担がかかることになりますから、徐々に慣らすということが基本となってくる対処の仕方となります。