包丁の保管はどのようにされてますか?
食べ物を扱うものだから、キレイに保管しておきたいですよね。
包丁の保管の仕方や、保管ケースや収納の仕方、また、包丁のサビのとり方などについてもご紹介します。
Contents
包丁の保管はどうすればいいの?注意することは?
打ち刃物(軟鉄とハガネなどを炉で熱してハンマーで打ち、形状を作り上げる昔ながらの製法)の包丁を始め鋼で作った刃物は手入れを怠ると錆が出てしまって使いにくくなります。
この錆を予防して気持ちよく使うには、しっかり手入れをして保管することが大切ですよね。具体的にどうするかというと、使い終わったら肉や魚脂や野菜の汁など錆の原因を取り除く意味で洗剤を使ってキレイに洗って水で流します。次に乾燥したタオルやふきんで完全に水気をふき取ります。
ここまでは通常の方法なのですが、殺菌したい場合は洗った後に熱湯消毒すると良いですね。水気を切った後なんですが、もう一工夫必要なんです。
手元にあるサラダ油(精製されていて不純物が少なく、食用なので食べ物に触れる包丁にも問題なく使えるのが理由です。もちろん包丁専用の油もあるので、それを使っても問題ありません。)を使って軽く塗ります。
その後保管する時は新聞紙で包むのが良いです。新聞紙は湿気から包丁を守ってくれますし、紙自体丈夫にできているので、包んでもふやけたりバラバラになりにくく保管に適しています。
また、適度な通気性もありますし、インクの油分が錆止めの効果を果たしてくれるという働きもしてくれるのです。
包丁の保管ケースってなに?保管・収納するにはどういう種類があるの?
包丁を持ち運ぶ時や保管する時に使うのが包丁の保管ケースです。料理番組や料理のドラマなんかで料理人さんが包丁を保管しているのを目にすると思いますが、そういうのが保管ケースと言えますね。
色んなタイプがあって、大まかでもアタッシュケース型や包丁巻き型、鞘型なんてものもあります。
それに一本だけ保管するタイプから何種類も一緒に保管できるものまであって、目移りするくらいの種類があります。
かさばらずに運んだり保管できるのが包丁巻きです。丈夫な布製が多く、包丁を収納して巻いていくとコンパクトに保管できますが、空気に触れやすいので、保管ケースとしてはやや弱いかもしれません。
アタッシュケース型はかさばりますが、保管には適しています。
アタッシュケースに抵抗がある方はソフトバックタイプもありますよ。キャンプなんかの外出で使う包丁の収納だと、鞘型が良いかもしれませんが、空気に触れやすいのでこまめに手入れや様子を見る必要がありますね。
収納に特化すると包丁ラックやナイフスタンド、トレーなんかもあります。
包丁のサビの取り方はどうすればいいの?
これだけ注意しても錆びる時は錆びてしまいますし、使っているとどうしても錆びます。鋼もステンレスすらも例外ではありません。そんな時はどうするかというと、鋼の場合は、水で包丁を濡らし粉末のクレンザーをかけてナイロンたわしで磨きます。
ステンレスの場合は、粉末のクレンザーを使うところまでは一緒なのですが、錆び取り用のゴムや事務用品の砂消しを使って磨きます。そうするときれいに錆が取れますから、あとはクレンザーが食べ物に付かないようにしっかり洗い流して水気を十分切り、ふき取ります。
柄の部分も忘れやすいので注意してください。
更にダメ押しでタオルを敷いたところに包丁を置いて良く乾かします。
お子さんがいらっしゃったりする場合は特に安全な場所で行うようにしてください。
錆びの原因は汚れや野菜のアク等なので、普段しっかり洗っておくことである程度の予防はできますから、面倒でも普段から使用後はきちんと洗って乾かすことをお勧めします。
まとめ
包丁についてまとめてみました。
油を塗るなど意外と知られていないことも多かったんじゃないでしょうか。
このように毎日手入れをして、錆びたらしっかり磨くということを行えば、楽しく衛生的に料理ができると思います。