節分になると、豆まきや鬼のお面が思い浮かびますが、最近では恵方巻きが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
この節分の行事はいったいつ頃から始まったのでしょうか?
豆まきの豆の名前とまき方について、また、豆をまいたり食べるのはなぜなのでしょうか?
節分の行事っていつから始まったの?
節分には豆まきをする行事と恵方巻きを食べる行事の2つがあります。しかし始めからそうだだわけではありませんでした。
最初は「豆」はまかずに「お米」をまいていました。これが始まったのは室町時代です。
昔も今と同じように鬼を追い払う力があり魔除けの意味として使われていました。また恵方巻きではなく赤飯を配ったりする行事がしばらく続いていました。
室町時代時代を過ぎるころには豆をまく習慣となって今に続いています。
恵方巻きには様々な起源の説があり、定かではありません。
江戸時代に大阪近郊で始まったとする説がいつくか挙げられています。
商売繁盛、厄払い、縁起担ぎなどがの意味合いがあります。
名前も「幸運巻寿司」や「丸かぶり寿司」とも言われていましたが、2000年代頃からコンビニなどで「恵方巻き」として全国的に展開され、一気に定着していきました。
恵方巻きには7種類の具を使用するとされています。
七福神になぞられて7つの具材を入れ、健康を保ち、厄を逃れ「無病息災」や「商売繁盛」を願うということで7つの具材を入れることが始まりました。
節分の豆の名前と豆のまきのやり方について
節分の豆に使われるのは一般的には炒った大豆です。しかし大豆はどちらかというとお店で買うときに入っている、もしくは鬼にぶつけることで使われることが多いです。
豆は大豆だけではありません。子供達で集まる行事やお祭り行事には落花生やお菓子などもまくところもがります。
なぜ大豆もあり、落花生もあるのかというと地方によって違ってきます。
大豆は豆まき用、食べるのは落花生というところもあり、北海道・東北など北の方面や鹿児島などの南の方面は落花生をまき、その他の地方では大豆が多いです。
大豆は散らかりやすく、いいイメージを持たない地域もあり、落花生なら掃除が楽に出来るのではないかと考えているところもあります。たしかに落花生だと、拾って歩くのが簡単にできそうですね。
豆まきのやり方としては、炒った大豆をまきますが、まくときに掛け声をかけます。
「鬼は外、福は内」というのが一般的ですね。また、寺社や地域によっては「福は内、鬼も内」というところもあります。
節分に豆をまいたり食べるのはなぜ?
節分のときは昔から豆まきをして鬼を追い払います。
家庭でも子供たちも「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまきます。大人たちは鬼のお面や姿をして外に追い出されていますね。
なぜ豆をまいたり鬼を追い払うのかといと、そうすることで邪気を追い払い、無病息災を願いっているのです。
自分や家族が平和に長く生き続けられるよう、家から悪い鬼を追い払うことで我が家を守るという願いを込めています。
また、豆を食べる習慣は昔から続いています。食べる豆は自分の歳の数だけ食べると言われています。
豆を食べるのは厄除けの意味があり、これからも長生きをして平和に暮らせるように節分の豆を食べる習慣となっています。
まとめ
節分と聞くと、豆まきだったのですが、恵方巻きはあっという間に全国的なイベントになりましたね。豆まきも恵方巻きも、それぞれ無病息災や家内安全と言った願いが込められていました。
こどものころは節分の豆まきと言うと、鬼のお面を用意したり、豆をまいたり食べたりしたことがメインとなっていましたが、そういう願いが込められていたんですね。