11月のカレンダーのところに「小雪」と書かれていることがあります。
字を見ると寒くなってきて少し雪が降るようなイメージですね。
小雪の意味はどういう意味なのでしょうか?読み方は何と読むのでしょうか?
また、この頃の特徴や、旬な食べ物は何なのでしょうか?見てみましょう!
小雪の意味とは?
毎年11月22日頃は「小雪」です。読み方は、つい「こゆき」と読んでしまいようですが、「しょうせつ」と読みます。
「小雪」は二十四節気の一つで20番目となります。
太陽黄経は240度
2017年は11月22日
になります。
二十四節気というのは1年を24に分けて季節を表す言葉が付けられているものです。
例えば、立春、夏至、秋分なども二十四節気の仲間になります。
これらに比べると、「小雪」はあまり馴染みのない節気ですね、
小雪前後の二十四節気は
19:立冬(りっとう)11月7日頃
→20:小雪(しょうせつ)11月22日頃
→21:大雪(たいせつ)12月7日頃
となっています。
また、小雪の11月22日頃から、大雪(12月7日頃)の前日までの期間を指すこともあります。
冬の季節ですが、まだ雪はそれほど降っていないという意味です。
漢字で見た通りのイメージですね。
とはいえ、実際はまだ秋といった季節です。
二十四節気はもともと中国から来たものなので、それぞれの名前と実際の日本の季節とのずれがあるようです。
北海道や東北など緯度が高い地域では、初雪も降り始めますが、これからいよいよ秋から冬に変わっていく、と感じる地域も多いのではないでしょうか。
だんだんと冷え込みが厳しくってくる季節です。紅葉も散り始めてしまうところも出てきます。
この頃になると、お歳暮の事、クリスマスの事も少し気になり始めます。バタバタしているとすぐ「年末」という感じになってきますね。
小雪の時期の食べ物は?
小雪の時期になると、だんだん暖かいものが食べたくなりますね。
このころに旬を迎える食材は、どんなものがあるのでしょうか?
・白菜
・春菊
・長ネギ
・だいこん
・れんこん
・ちんげんさい
・小松菜
・カリフラワー
・ブロッコリー
・かぼちゃ
・エリンギ
・ながいも
・さといも
・さつまいも
・あずき
・みかん
・柿
・ゆず
・りんご
・キウイ
・たらば蟹
・いせ海老
・ふぐ
・ひらめ
・はまち
・うなぎ
・さば
うなぎは、夏の土用の丑の日があるので「夏」のイメージですが、本当は秋から冬にかけて(10~12月頃)が天然うなぎの旬なんですね。
春菊も「春じゃないの?」と思ってしまいますが、「春菊」は春になると菊に似た黄色い花を咲かせるので春菊と呼ばれます。日本風な名前がついていますが、地中海沿岸が原産地のようです。
旬のものは栄養たっぷりなものも多いので積極的に食べて、寒い季節を乗り越えたいですね。
この時期は、やっぱり鍋がいいです。
からだの中からあたたまりますね。
小雪の七十二候は?
七十二候は、二十四節気のそれぞれを約5日ずつ「初候」「次候」「末候」の3つに分けた期間で、それぞれの期間がどんな季節なのかを表します。
初候:虹蔵不見(にじ かくれて みえず)
陽の光が弱まって虹を見かけなくなるころ
次候:朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)
冷たい北風が木の葉を吹き払うころ
朔風(さくふう)とは北風のこと
末候:橘始黄(たちばな はじめて きばむ)
橘の実が黄色くなり始めるころ
まとめ
毎年、11月22日頃は「小雪」です。
「小雪」は二十四節気の一つで20番目となります。
実際には、いよいよ秋から冬に移ってくるという季節です。
インフルエンザの予防接種なども受ける時期ですね。
服装もそろそろ秋物から冬物へと変わってきます。
クリスマスや年末のことも、そろそろ意識し始める頃になりますね!