アメフトの試合は国内でも多数行われています。私が初めてテレビで見た試合もNFLなどアメリカの試合ではなく、日本の社会人のチームの試合、そして実際生で見たのも国立競技場での大学生の試合でした!
社会人のチームとしては「Xリーグ」日本社会人アメリカンフットボール協会(NFA:National Football Association)があり、大学生には、関東や関西などの地域ごとに連盟があり、高校生も大会が行われています。また、それぞれリーグの決勝などボウルゲームもあり、テレビ中継などもされています。テレビ中継の際には、ルールや試合の状況など、丁寧に解説してくれることも多いです。日本ではなかなか専用の競技場がないため、野球場、サッカー場、陸上競技場で行われることが多いです。
ライスボウル
ライスボウルはアメフトの日本一を決める選手権試合です。毎年1月3日に社会人の代表と学生の代表のチームが東京ドームで対戦します。社会人の代表である「ジャパンエックスボウル」(日本社会人選手権)の優勝チームと、学生の代表である「甲子園ボウル」(全日本大学選手権)の優勝チームが対戦します。
1948年に始まり、もともと36回大会までは学生の東西対抗のオールスター戦だったようです。アメリカの学生のボウルゲームでは、オレンジボウル、シュガーボウル、ローズボウルなどその土地の特産品の名前が使われているので、日本ではライス(米)ボウルとなりました。
歴代の戦績は、80年代は学生の勝利が多かったのですが、90年代は社会人の勝利が多くなりました。2000年代は差が縮まっていたのですが、再び2010年代は社会人の勝利が多くなっています。
ジャパンエックスボウル
ジャパンエックスボウルはアメフトの日本社会人選手権試合の事です。一時期は東京スーバーボウルと呼ばれていました。「JXB」と記載されることもあります。
X(エックス)リーグは1996年に発足し、East・Central・Westそれぞれのディビジョンに6チームずつの合計18チームからなります。この中には実業団のチームと、クラブチームが存在します。他にX2、X3があります。
名前の由来ですが、X(エックス)とはエクセレント、エキスパート、エキサイティングからきているようです。この各ディビジョンの上位2チームがプレーオフのトーナメントで戦い、その決勝戦がジャパンエックスボウルとなります。
開催場所は途中、関東で開催されたり、関西で開催されたりしましたが、最近は東京ドームでの開催が続いています。
甲子園ボウル
甲子園ボウルは全日本大学アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦の事です。かつては関東学生リーグと関西学生リーグの優勝者が対戦していましたが、現在では、全国にある8つの連盟の決勝戦として開催されています。
1990年以降は関西の大学が勝利校となることが多くなっています。
学生の連盟
・北海道学生連盟
・東北学生連盟
・関東学生連盟
・東海学生連盟
・北陸学生連盟
・関西学生連盟
・中四国学生連盟
・九州学生連盟
試合終了後に、チャック・ミルズ杯が与えられます。以前は関東・関西学生リーグの選手のなかから年間最優秀選手に送られており、かつては敗戦チームから受賞者が選ばれることもありました。2009年から変更されて、全国の8つの連盟のなかから選ばれるようになりました。
クリスマスボウル
クリスマスボウルは、全国高校アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦の事です。年関東大会(東日本)の優勝校と、関西大会(西日本)の優勝校が対戦します。試合はクリスマス近辺の日程で関東と関西と年ごとに交互に行われています。