簡易書留を利用する際は、基本を理解すれば初心者でも安心です。本記事では、簡易書留とその速達版の違い、発送方法、配達予定時期の見積もり、送付した簡易書留の追跡方法について詳しく説明します。
Contents
通常の簡易書留と速達オプション付きの比較
簡易書留サービスは、クレジットカードやチケットなどの重要な郵便物を安全に送るために使われ、受け取りから配送過程を追跡し、トラブル発生時には損害補償があります。速達簡易書留は、これに速達サービスを加えたもので、より早く届ける必要がある際に適しています。基本的な機能は同じですが、配送時間が短くなる点が異なります。
通常と速達付き簡易書留の費用概要
料金は郵便物のサイズと重量によって異なります。例えば、定形サイズの25g以下の封筒で、通常郵便が82円、簡易書留が310円、速達が280円で、速達簡易書留で合計672円になります。定形外で25g以下の場合は、基本料金が120円で、簡易書留と速達を加えると合計710円です。料金計算に不安がある場合は郵便局で計算してもらえます。
簡易書留の発送プロセス
簡易書留または速達簡易書留を送る際は、受取人の住所、郵便番号、建物名、部屋番号、氏名を封筒やハガキの表面に記入し、差出人の情報は封筒の下部または裏面に書きます。郵便物を封筒に入れ、封をします。封筒に「簡易書留」や「速達」と事前に記入することもできますが、郵便局でスタンプを押してもらえるため、必ずしも自分で書く必要はありません。
簡易書留の郵便局でのみの受付
簡易書留や速達簡易書留は、郵便局以外、例えばポストやコンビニからは投函できません。これらを利用する場合は、郵便局へ行く必要があります。通常、郵便局の営業時間は平日の9時から17時までですが、17時直前では翌日発送となるため、締め切りがある際は16時までに行くことが推奨されます。
郵便局に着いたら、「郵便窓口」へ進み、順番が来たら、窓口に郵便物を提出し、「簡易書留で」と伝えます。もし封筒に既に「簡易書留」と記載されていれば、「お願いします」と言うだけでOKです。速達が必要な場合は、「速達簡易書留で」と伝えます。窓口で郵便物のサイズと重さを測り、料金を計算し、現金で支払います。手続き完了時には、レシートのような紙が2枚渡されます。郵便料金の支払いは現金のみなので、切手は不要です。
週末や夜間の簡易書留対応
郵便局の営業時間外に簡易書留を送る必要がある場合は、「ゆうゆう窓口」を利用できます。これにより、土日や夜間でも郵便物の発送が可能です。ただし、ゆうゆう窓口の営業時間は場所によって異なるため、事前に確認が必要です。
簡易書留の配送時間目安
簡易書留の配達予定は、近県宛てだと通常翌日、遠方宛てでは翌々日となります。速達簡易書留を利用すると、通常翌日配達のエリアでは翌日の午前中に、翌々日配達のエリアでは翌日の午後、夕方、夜間、または翌々日の午前中に届きます。簡易書留は日曜日や祝日にも配達されますが、会社や学校宛ては原則として週末や祝日には届かず、次の平日になります。出発日や時間によっては、速達でも通常配達と同じ日に届くこともあります。個人宅宛てで不在の場合は不在通知書が残され、再配達の依頼が必要です。遅延は天候などの影響もあるため、締切がある郵便物は早めに送ることをお勧めします。受付時間が午前か午後かによっても到着日が異なることがあるため、午前中に郵便局へ行くのが良いでしょう。
送付済み簡易書留の追跡方法
簡易書留を送った後、相手がそれを受け取ったかどうかは追跡番号で確認できます。この番号は、郵便局で受け取る「書留郵便物等受領証」に11桁で記載されており、日本郵便の追跡サービスのウェブサイトで配達状況を確認できます。
また、LINEユーザーであれば、「LINEで郵便局」のサービスも利用可能です。
まとめ
簡易書留は、直接手渡しで届けられる追跡可能な郵便サービスです。このサービスは郵便局でのみ利用でき、ポストやコンビニからは送ることができません。料金については、郵便局で「簡易書留で」と伝えるだけで計算してもらえます。配達完了の確認には、提供されるお問い合わせ番号を大切に保管することが重要です。