小麦粉は生で食べても大丈夫なのでしょうか。
小麦粉に火が通っていなくて生焼けしていることってありますよね。
でもそのまま食べてしまっていいのか、食べるのをやめてしまおうか迷うことがあります。
そこで小麦粉は生で食べてもいいのかどうかについてまとめました。
また、判断の仕方や原因についてもご紹介します。
小麦粉は生で食べると危険?
小麦粉は生で食べると危険なのでしょうか。
小麦粉には「βデンプン」というのがが含まれています。
このβデンプンっていうのは消化されにくいのです。
ですので食べてもすぐに腸へと送られてしまうのです。
しかも、腸でも栄養を吸収できず、腸壁が刺激されてしまうので、人によっては腹痛や下痢、消化不良を起こす原因にもなるので、小麦粉を生で食べることは大変危険です。
大量に食べてしまった時に、腹痛や下痢などがよく見られますが、胃腸の弱い方は、少量であっても、こういった症状が起こることがあります。
実際に死に至るケースもあります。
小麦粉を生で食べるのは絶対にやめてください。
小麦粉に含まれている「βデンプン」は、加熱することによって、消化の良いデンプンへと変化するので、小麦粉を食べる際には、必ず、加熱してから食べるようにしてください。
また、小麦粉を卵や水などと混ぜて、ホットケーキやパン生地、クッキーやケーキ生地にした場合には、手で触れてしまったり、冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存しなかったりすると、それだけで雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
こういった場合、食中毒になってしまう可能性は格段に上がりますので、小麦粉で生地を作った場合は、すぐに加熱調理をするか、冷蔵庫や冷凍庫に入れて、保存するようにして、雑菌の繁殖を防ぐようにしてください。
小麦粉が生焼けかどうかの判断の仕方は?
小麦粉が生焼けかどうかの判断は、クッキーやホットケーキなどが焼き上がった際に少量を食べてみて、生の状態の生地の味がしていたり、部分的にでもしっとりした感じが残っている場合は生焼けですので、しっかりとサクッとした食感や香ばしい味わいを感じられたものだけを火が通っていると判断してください。
また、一見すると、表面はよく焼けているように見えても、中に火が通っていなくて生焼けしているという場合があるので、必ず、少量の味見を忘れずにするようにしてください。
そして、生焼けか怪しいかなという時には、まあいいかで済ませてしまうのではなく、必ず、再加熱をするようにしてください。
小麦粉が生焼けを起こしてしまう原因は?
実は、小麦粉が生焼けをしてしまう原因は、材料の混ぜ方と焼く温度に関係があるのです。
料理本のレシピなどを見てみると、よく小麦粉を「よく混ぜる」と表記してあるため、わたしたちはそれを鵜呑みにして、生地をぐるぐるかき混ぜてしまいがちです。
しかし、これは間違いで、生地を混ぜすぎると、小麦粉が粘度を増して、重い生地になり、中に火が通りにくくなってしまうのです。
生地はなるべくあっさり混ぜましょう。
そして、温度設定は、レシピ通り正確に、そして、オーブンや電子レンジの扉はむやみに開けるのは温度が低くなるので避けましょう。
まとめ
小麦粉には、消化されにくく、生で食べるとすぐに腸へと送られてしまう「βデンプン」が含まれており、場合によっては、腸壁を刺激されてしまうので、腹痛や下痢になってしまうことがあります。
「βデンプン」は加熱するで、消化の良いデンプンになります。
小麦粉を食べる際には加熱処理をしましょう。
以上の理由から、生焼けも大変危険ですので、生焼けか怪しいときには再加熱するなどして、食べるようにしてください。