相撲は立会いから始まりますよね。
取り組みが始まる緊張の一瞬です。
その立ち会いのルールについてまとめました。
また、立会の衝撃などについてもご紹介します。
相撲の立会いってどういうルール?
相撲は立会いでほぼ勝負がついてしまいます。
そのため力士達は立会いに全神経を集中させて取り組みに挑みます。
立会いのルールをしょうかいします。
相撲の立会いは両手を付く構えをしなければなりませ。
取り組みで手を付かないで始めることが多かったため、1984年9月場所か、手付きが義務化されました。
待ったが多くなることから過去に待ったをした力士に罰金が課せられる時期もありました。
幕内で10万えん、十両で5万円と結構な金額が課せられていましたが、力士からの反発意見が多かったため廃止になっています。
それほど力士は立会いに勝負をかけているということです。
他にもルールがあるので紹介します。
仕切り線より後ろに手を付き、呼吸が合えば時間前に立つことができますが、制限時間があり、制限時間後に両手を付いたものについては、待ったは認められません。
立会いが上手い力士は成績も優秀で、立会いを制することができれば試合を有利に運ぶことができます。
相撲の立会いって衝撃はどれくらい?
立会いの衝撃は1トンを超えると言われています。
1トンの衝撃は軽自動車が突っ込んで来るのと同じ衝撃で、普通の人が受けると恐らく大怪我で済まされない事態になってしまいます。
実際に立会いを観るとバチンと音が会場内に響き渡るほど凄い勢いでぶつかり合っています。
力士はぶつかり稽古をおこない、その衝撃に耐えられる身体を作り土俵に上がります。
正直力士は毎日交通事故に遭っているような衝撃を身体で受け止めるので、半端な覚悟でできる競技ではありません。
一説には相撲が最強の格闘技でボクサーのパンチよりも相撲の平手打ちのほうが威力があります。
150キロの巨体がぶつかり合う競技なので、なかにはぶつかった衝撃で失神してしまう力士もおおくいます。
力士は普段からしっかりトレーニングをおこない食事をとり、丈夫な身体を作っています。
力士は体脂肪率は見た目とは違い低く、全身筋肉でできているので、さらに衝撃は凄まじいものになります。
一流の力士は瞬発力が尋常じゃないくらいに凄く、ラグビーやアメフトの選手以上の瞬発力をもっている力士もいます。
相撲の立会い、力と技
立会いは身体の大きさで勝敗が決まるものではありません。
ぶつかった時の衝撃はたしかに大きな力士のほうが有利になりますが、その分小柄な力士には瞬発力を鍛え相手力士よりも先にぶつかることができるので、相手の力を殺すことができます。
相撲の強い力士ほど立会いの時の技術が凄く、一瞬で相手のまわしを取り、自分の有利な展開にもっていくことができます。
実際に横綱になっている力士は身体の大きな力士ばかりではありません。
相撲は力や身体の大きさではなく技術と瞬発力が横綱になるためには必要になってきます。
相撲はルールを知ってから観るとさらに楽しめる競技で、さらに実際に観るとその迫力に圧倒されまた観たくなります。
まとめ
私の地元に相撲がおこなわれた時に観に行き、力士同士がぶつかり合った時は衝撃を受けました。
音や迫力はどの格闘技よりもはるかに上で何度観ても毎回感動させられます。
相撲はあまりルールを知らずに観ている人が多いのでルールを知ればさらに楽しく観戦することができます。