ミルクと牛乳って違いは何なのでしょうか?
私はすっかり呼び方が違うだけで、同じものなのかと思っていました。
そこで、ミルクと牛乳の違いについてまとめました!
また、赤ちゃんがミルクから牛乳へ切り替える時期や注意点についてもご紹介します!
ミルクと牛乳の違いは?
赤ちゃんのミルクと牛乳とでは成分が大きく異なります。
赤ちゃんのミルクの場合、母乳の代用品となります。
そのため、赤ちゃんのミルクの場合、母乳を忠実に再現したものとなります。
栄養価が高く、味も母乳に近いものとなっています。
一方、牛乳はご存知の通り、牛のミルクとなります。
そのため、人間の母乳とはまったく成分が異なります。
牛乳には、カルシウムなどの栄養素が多く含まれており、子供の成長に欠かすことができないもののように思われます。
もちろん、それは正しいものの、その牛乳の成分が赤ちゃんの成長に必要なものであるかということは関係ありません。
反対に牛乳の場合、赤ちゃんのミルクにはないβ-ラクトグロブリンが入っており、この成分によってアレルギー反応を起こす可能性もあります。
このようなことから、基本的に赤ちゃんのミルクと牛乳はまったく別ものと考えなければいけないということがわかります。
赤ちゃんのミルクから牛乳へ切り替えはいつごろ?注意点は?
では、実際、赤ちゃんはいつから牛乳を飲むことができるようになるのでしょうか。
赤ちゃんはいつまでもミルクで育つのではなく1歳程度を目途に食べ物から栄養を取り入れるようになります。
牛乳においても、厚生労働省のホームページには満1歳以上からとなっています。
そのため、目安として満1歳以上となります。
もちろん、満1歳になったからと言って、すぐに多くの牛乳を与えることは危険です。
初めは10~20ml程度と少量ずつ与えることをおすすめします。
また、その際、生のまま与えるのではなく十分に加熱し与えることをおすすめします。
そうすることで、アレルギー反応などを確認しつつ赤ちゃんのミルクから牛乳へとうまく、切り替えることが可能になります。
また、どれだけ多くても、一日に300~400ml程度の摂取に抑えるようにすることが大切です。
その際、必ずお腹を下していないかなど確認しつつ、牛乳の量を調節してあげてください。
とにかく、無理をして牛乳を飲ますことだけは避けることが大切です。
牛乳への切り替えは焦らず落ち着いてが基本
満1歳になったからと言って、カルシウム不足などを気にして急いで牛乳へ切り替える必要はありません。
万が一、アレルギー反応でも出てしまっては大変です。
少しずつ量を増やすことが大切です。
その間、どうしても、カルシウム不足などが気になる場合は、フォローアップミルクがおすすめです。
離乳食が定着するとどうしても、今までミルクから得ていた栄養が不足しないか心配になるかと思います。
そういった不安を補ってくれるのがフォローアップミルクなのです。
牛乳の量を増やすのではなく、フォローアップミルクと適宜に組み合わせることで鉄分やカルシウムなども補うことが可能です。
反対に牛乳ばかりを欲しがる場合も、摂取量を考えフォローアップミルクをうまく活用することをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんミルクと牛乳とではもともと、目的や成分が異なります。
そのため、そのことをよく理解したうえで、満1歳を目途に赤ちゃんミルクから牛乳に切り替えるようにすることが大切です。
その際、必ず少しずつ、焦らずが大切となるため、注意してください。